メルセデスベンツは2日、2012年のDTMドイツツーリングカー選手権において、新たなジュニアドライバープログラムを開始すると明らかにした。
過去にメルセデスベンツは、1990年代にジュニアドライバープログラムを実施。当時、グループCカーレースでザウバー・メルセデスとして戦っていたメルセデスは、ミハエル・シューマッハーをはじめハインツ-ハラルド・フレンツェン、カール・ベンドリンガーといったF3出身ドライバーたちを起用し、F1のトップドライバーに育て上げた実績がある。
今季メルセデスでは、昨年DTMでルーキーシーズンを過ごしたクリスチャン・ビエトリス、2008年からメルセデスの育成ドライバーで、昨年ユーロF3を戦っていたロバート・メルヒ、昨年フォーミュラ・ルノー3.5シリーズを制したロバート・ウィケンスの3人をジュニアドライバープログラムのメンバーとして起用。3人はDTMでメルセデスベンツCクラスクーペをドライブする。
また、ジュニアドライバープログラムの指導者として、ミハエル・シューマッハーが3人を育成することも決定した。
「キャリア初期の頃を今でも思い出すよ。メルセデスベンツジュニアチームの頃は、トラックの中でも外でもたくさんの事を学んだからね。エンジニアとどう働けばいいのか、プロとしてメディアにどう対処すればいいいのか教えてもらったよ」とシューマッハーは語る。
「3人のドライバーたちにも素晴らしい時を過ごしてもらいたいね。初めて3人にあった時は素晴らしい時間だった」