メルセデスは、自分たちのテストが規則違反であるなら、フェラーリが行ったタイヤテストも違反とみなされるべきだと主張した。

 スペインGP後にメルセデスがピレリのタイヤテストで今季型マシンを走らせ、これが規則違反であるとして、国際法廷にこの件が委ねられた。

 フェラーリもピレリでタイヤテストを行っているが、その際には2011年型マシンを使用しており、これは規則違反でないため、FIAは不問に付した。

 F1スポーティングレギュレーション第22条において、シーズン中のテストは一部例外を除いて禁止であると定められており、そのテストの定義は「イベントの一部ではなく、選手権にエントリーしている競技者によって、現在、そして前年あるいは翌年のF1テクニカルレギュレーションに実質的に従う車両を使用して行われるサーキット走行」となっている。

 20日午前9時30分からパリで行われている審問において、メルセデスの代理人であるポール・ハリス弁護士は、問題のテストはピレリが主催したものであり、メルセデスによって行われたものではないため、違反ではないと主張した。

 さらに、ハリス弁護士は、国際法廷が規則を厳しく解釈してメルセデスが規則違反を犯したと判断するなら、フェラーリのテストも違反であると解釈できると述べた。

「フェラーリが走らせたのは2011年のマシンだとしても、それが2012年か2013年のレギューレーションに実質的に一致していないとはいえない」
「2011年型マシンと2013年型マシンの差はわずかコンマ5(秒)であり、2011年型マシンと2013年型マシンのパフォーマンス差は極めて小さい」

 メルセデスは、フェラーリのテストにも透明性がなく、フェラーリのテストはピレリではなくチームが主催したものだとも主張している。

 またフェラーリは2012年にピレリとテストを行っており、その際にはフェリペ・マッサが1000km以上の走行を行ったと、メルセデスは述べている。

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