3日、最終日を迎えたF1バルセロナ合同テストは、メルセデスのニコ・ロズベルグが4日間総合のトップタイムをマークした。2番手はフェラーリのフェルナンド・アロンソ、3番手にはマクラーレンのジェンソン・バトンがつけている。

 全12日間のプレシーズンテストを締めくくるバルセロナテスト4日目。この日も終日にわたって快晴に恵まれ、ドライコンディションのもと11チーム13名のドライバーが最後のテストプログラムに取り組んだ。

 この日、全車がソフトタイヤでベストタイムを記録する中、タイムシートの最上段につけたのはニコ・ロズベルグのメルセデスW04だった。前日もルイス・ハミルトンがそれまでの最速タイムを更新するなど好調な仕上がりを感じさせるメルセデスは、最終日もロズベルグがハミルトンのタイムをさらに更新。午前中のショートランで1分20秒130をマークしたロズベルグは、午後にロングランを行い周回数でも最多の130周を走破した。
「プレシーズンテストのプログラムには満足だよ。多くのマイレージを稼ぐことができたしね。マシンのバランスはいいみたいだ。昨シーズン終盤よりもいい位置にいるという感覚かな。けど、もちろんこれはテストであってレースではないよね」とロズベルグは語っている。

 前日同様2番手につけたフェラーリも、フェルナンド・アロンソがメルセデスとの差をコンマ3秒程度にまで縮め、4日間の総合タイムでもアロンソ2番手、フェリペ・マッサ4番手と好調メルセデス勢とトップ4を分け合った。

 一方、トップ2からほぼ1秒落ちの3番手にはマクラーレンのジェンソン・バトンがつけ、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグがバトンからコンマ1秒差の4番手につけた。

 食中毒で前日のテストを欠席したロータスのキミ・ライコネンは無事に体調が回復し、朝のセッションからテストに参加したが、今度はマシンにギヤボックストラブルが発生。午前中7周しか走れなかったライコネンは、午後のセッションでなんとか挽回をみせたが、タイムは5番手止まりだった。

 6番手はフォース・インディアのポール・ディ・レスタ。パストール・マルドナドとバルテッリ・ボッタスを走らせたウイリアムズが7番手と9番手につけ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが8番手となった。

 ケータハムのシャルル・ピックが10番手。マルシャのマシンをシェアしたジュール・ビアンキとマックス・チルトンは、ビアンキがF1での経験の差をみせるかたちとなった。

 これで2013年のプレシーズンテストはすべての日程が終了。初戦のオーストラリアGPは、現地時間3月15日(金)12時30分(日本時間10時30分)からのフリー走行1回目で幕を開ける。

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