2014年F1第3戦バーレーンGPのフリー走行2回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。ケータハムの小林可夢偉は21番手で初日を終えている。
今回が初のナイトレース開催となるバーレーンGPのフリー走行2回目は予選、決勝と同じ18時(現地時間)からスタート。日没を過ぎたサーキットは気温は22度、路面温度27度と、FP1から10度以上も温度を下げた。
セッションは、スタート直後から各車とも連続周回に入っていき、開始10分過ぎには好調メルセデスのハミルトンとニコ・ロズベルグが1分36秒台のタイムで早くも1-2態勢に持ち込み、3番手にフェラーリのフェルナンド・アロンソが続く展開となった。
少し遅れて合流したレッドブルは、セバスチャン・ベッテルが2速と3速のダウンシフトに違和感を訴えるが、深刻なトラブルとはならず。一方、ウイリアムズの2台はコースコンディションの向上までガレージで待機する戦略をとり、1時間近くはコースインしなかった。
開始から30分が経つと、フォース・インディアのセルジオ・ペレスを皮切りに各車がソフトタイヤへとスイッチする。しかし、ここでも速さを見せたメルセデスはハミルトンが1分34秒325で再びトップに立ち、2番手ロズベルグに続いたアロンソとの差を1秒以上に広げた。
セッションが折り返してからは各車ともロングランに移っていったが、メルセデスのペースは相変わらずライバルの追随を許さず。同じソフトタイヤではフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグやレッドブルのダニエル・リカルドらがまずまずのペースを見せた。
前戦3位のベッテルは、フェラーリのキミ・ライコネンらと同様ミディアムタイヤで多くを周回。セッション終盤に13周を走ったフェリペ・マッサは5番手タイムをマークしたが、最後までアタックらしいアタックは行わず。チームメイトのバルテッリ・ボッタスもわずか9周と最後まで手の内を見せなかった。
結局トップ3はFP1と変わらずハミルトン、ロズベルグ、アロンソとなり、4番手にリカルド。マッサの後にはマクラーレンのジェンソン・バトン、ベッテル、ダニール・クビアトと続き、フェラーリのライコネンは14番手でセッションを終えた。
ケータハムの2台は、セッション中盤までミディアムタイヤで走行を続けるなど序盤から周回数を重ね、可夢偉がトータル33周。マーカス・エリクソンは残り5分のところでストップしたものの30周を走行。順位としてはマルシャの後ろ21番手と22番手に終わったが、明日以降に向けたデータ収集に成果をあげた。
25周前後を重ねたロータスは、ロマン・グロージャンがエンジンのミスファイア、パストール・マルドナドはフロアを外した作業が行われるなどトラブルを経験。ザウバーのエイドリアン・スーティルとマルシャのマックス・チルトンはコース上でセッションを終えている。