2月28日、カタルニア・サーキットで行われた第2回バルセロナ合同テスト3日目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。

 前日のニコ・ロズベルグに続き、今季初めてピレリのソフトタイヤを履いたハミルトンが、スーパーソフトのライバルを上回る走りでメルセデスに2日連続のトップタイムをもたらした。一方、2日目に101周を走り込んだマクラーレン・ホンダは、再びトラブルに阻まれてしまい、周回数を伸ばすことはできなかった。

 この日トップのハミルトンは、午後から“試験的”なセットアップを試すためにセッション前半をガレージで過ごしたものの、15時前にミディアムタイヤでコースに戻ると、ランチブレイクを前にスーパーソフトで予選シミュレーションを行ったウイリアムズとフェラーリの1秒以内に接近。その後、ソフトタイヤに切り替えたハミルトンは、セカンドランで暫定首位のフェリペ・マッサをコンマ2秒上回る1分23秒022を記録した。

 テスト最終日となった2番手のマッサは、午後からスクラブしたタイヤでロングランを行い、デグラデーションおよびタイヤのパフォーマンス評価に取り組んだ。また、ウイリアムズに僅差の3番手につけたキミ・ライコネンは、午後のセッションでチーム初のレースシミュレーションを完遂している。

 4番手は132周を走ったトロロッソのカルロス・サインツJr.がつけ、続く5番手のロマン・グロージャンも116周を走行。ザウバーのマーカス・エリクソンは、残り1時間を切ったタイミングでサインツJr.同様、赤旗の原因を作ったが、こちらも123周を重ねることに成功している。

 フォース・インディアは、2日連続でステアリングを握ったニコ・ヒュルケンベルグがこの日も精力的に走り込んで最多の158周をカバー。VJM08は新車デビュー2日目、実質1日半の走行にも関わらず高い信頼性を発揮し、ロングランに加えて早くもパフォーマンスの評価が行われている。

 マクラーレン・ホンダは、休養中のフェルナンド・アロンソに代わって登場のケビン・マグヌッセンがMP4-30で初走行。午前中は一時3番手につけるなど、この日も順調なスタートにみえたが、午後はオイル漏れでプログラムを中断、結局3時間を残して走行を打ち切ることとなった。

 最下位のレッドブルは、ダニエル・リカルドがミディアムタイヤでロングランに終始。なお、合同テストは、明日が最終日となる。

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