FIA国際自動車連盟は、ピレリとメルセデスAMGの極秘タイヤテストを審理する国際法廷を、6月20日(木)にフランスのパリで開くと発表した。
10日朝、モーターレーシング統治機構は、スペインGPの後にバルセロナで3日間のテストを行ったメルセデスとピレリに対する訴えが提起されたことを明らかにした。
「2013年モナコGPの期間中、レッドブル・レーシングとスクーデリア・フェラーリ・チームが提出した、カーナンバー9と10(メルセデスAMGペトロナスF1チーム)の5月15、16、17日における2013年型マシンを用いたピレリとの3日間におよぶバルセロナタイヤテストに対する抗議に加え、FIA会長は、FIAの検察機構として、2013年6月5日に、ピレリに対する告訴状をメルセデスAMGペトロナスF1に対する訴状と共に国際法廷裁判長に送付した」
「2013年6月5日、ピレリとメルセデスAMGペトロナスF1チームは、国際法廷の審理に出廷するよう、国際法廷裁判長によって召集された」
メルセデスは、レギュレーション違反の可能性が疑われている今回のタイヤテストに関し、(タイヤの)詳細を知らされずにテストを行ったと主張しているが、ステアリングを握ったニコ・ロズベルグは、詳細を把握した上でテストをしていたと認めている。