フォース・インディアのチーム副代表、ロバート・フェンリーは、現在のレースドライバーに満足しており、来季も今のドライバーラインナップを維持する意向であると示唆した。
フォース・インディアは今年エイドリアン・スーティルとビタントニオ・リウッツィを走らせているが、テストドライバーのポール・ディ・レスタが来季レースドライバーに昇格するのではとの推測がなされている。また、CEO、オトマー・サフナウアーは、2011年の同チームのシートにひとつ空きがあると発言した。
しかし日本GP金曜記者会見で、今季最終戦後に行われるアブダビでの若手ドライバーテストで誰を走らせるのか、そのドライバーを将来起用するための評価を行うのか、との質問を受け、フェンリーは以下のように答えた。
「今回は若手ドライバープログラムを行う予定はない。誰もテストするつもりはない。今のドライバーで満足している」
来年に関してもそうか、と聞かれ、フェンリーは「そうだ」と答えた。
ディ・レスタをDTMで走らせ、フォース・インディアにエンジンを供給しているメルセデスのモータースポーツバイスプレジデント、ノルベルト・ハウグは、ドライバーを決定するのはフォース・インディアであり、メルセデスが口を出すことはできないと語った。
「ポールは素晴らしいドライバーだ。だが我々の判断には任されていない。もちろんフォース・インディアとは話し合いを行っている。我々はいい関係を結んでいるが、最終的に我々が決定することではない。我々が口を出すことはできない。でもポールにとっても、我々のジュニアプログラムにとっても、DTMにとっても、またひとりF1ドライバーが出るのは素晴らしいことであり、彼がいいチャンスを手にできればと思っている」