FIA会長マックス・モズレーは、来年のF1でチームが3台体制で参戦できる可能性はないと断言した。フェラーリは繰り返し、サードカーを走らせたいとの希望を表している。
フェラーリは、来季におけるキミ・ライコネンとフェリペ・マッサとの契約を有し、フェルナンド・アロンソの加入もささやかれている。さらにジャンカルロ・フィジケラとはリザーブドライバーとしての契約を最近結び、ミハエル・シューマッハーのカムバックの可能性も検討されている。そのような状況の中で、フェラーリは1チームあたりの参戦台数拡大を希望しているのだが、モズレーは現在のF1の規則では、全コンペティターの同意が得られなければ、サードカーの使用は認められないという。
「3台体制ということになれば、コンコルド協定を書き換えることになる。3台体制について検討するタイミングは、全員がサインをする前であって、後ではない」とモズレーはイタリアGPの週末に報道陣に対して語った。
「3台体制というのはいいアイデアだが、少し現実離れしている。全員の同意を得るのは難しいだろう」