フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロは、フェルナンド・アロンソのタイトル獲得のチャンスを潰した責任をとり、今すぐチームを去るべきだとの批判にさらされている。

 レース終了後の日曜遅く、イタリアのベルルスコーニ政権で大臣を務めるロベルト・カルデローニ氏が感情のあまりモンテゼモロを非難したと、Motorsport.comが報じている。

 アロンソは、レース前半後ろを走っていたマーク・ウエーバーに合わせるようにチームから早めのピットストップを指示され、結果的にはこれが順位を落とす原因となって7位でフィニッシュ。ほぼ手に入れかけていた3度目のチャンピオンの座をセバスチャン・ベッテルに奪われてしまった。

「アロンソの優れた能力にもかかわらず、フェラーリはすでに手中に収めていたチャンピオンシップをみすみす失ってしまった」とカルデローニは語っている。

「この正気とは思えない戦略を我々は恥じている。そしてモンテゼモロこそが犯人だ。彼がこれ以上、フェラーリに危害を加えないためにも、彼はすぐにマラネロから出て行くべきだ。夕方までには、彼が辞めてくれると考えているよ」

 ローマのIl Messaggero紙は、これについてモンテゼモロが反応を示したと伝えている。
「勝者も時には負けることがある。だが、我々が歩みを止めることはない。国家とそのシンボルには、一部で組織的に批判を述べるものがいる。ただ、それはごく少数派に限ったことだ」

 当のアロンソもフェラーリの戦略を擁護している。
「終わった後にベストな戦略を語るのは、とても簡単なことだよ」とアロンソ。

「これはスポーツだ。勝つときもあれば負けるときもある。レッドブルとセバスチャン(・ベッテル)を心から祝福したい。僕は来年またトライするよ」

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