1999年のCARTチャンピオン、ファン・パブロ・モントーヤが、来季インディカー・シリーズにフル参戦することが明らかになった。16日、チーム・ペンスキーから正式発表された。
元F1ドライバーでもあるモントーヤは、2006年の半ばに当時所属していたマクラーレンを離脱し、アメリカ最大の人気レースシリーズNASCARに参戦。以来、6年半もの間をNASCARで過ごしてきたが、彼は今季限りでアーンハート・ガナッシ・レーシングのシートを失うことが決まっていた。
2014年のモントーヤは、今季のインディ500など複数のイベントでAJ.アルメンディンガーがドライブしてきたペンスキーの3台目を走らせることになっており、レギュラードライバーのエリオ・カストロネベスとウィル・パワーとともにフルシーズンを戦うことになる。
「来年からこの伝説的なチームに加入することに、すごく興奮している」とモントーヤ。
「僕は何度か世界最高のレーシングチームでドライブする機会を得てきたが、常にロジャー・ペンスキーのチームに賞賛を抱いていた」
「チーム・ペンスキーのためにドライブできることは名誉なことだと考えている」
一方、チームオーナーのロジャー・ペンスキーは、モントーヤが2003年のF1でタイトル争いを演じたことやF1で挙げたグランプリ通算7勝の記録、そして2度のデイトナ24時間制覇がいまだシングルシーターの有力なコンテンダーであることを証明していると語った。
「ファンは、すべてのレベルのモータースポーツにおいて立証されたウイナーだ」とペンスキー。
「彼は多くのレースと選手権に勝ってきた。そして彼には非常に情熱的なファンの支持がある」
「彼と共に成功を築きあげていくのを楽しみにしているし、これがチーム・ペンスキーへの素晴らしい力になると信じている」