東京・お台場で10日、11日と行われた『モータースポーツ ジャパン 2009 フェスティバル イン お台場』は2日目を迎え、小林可夢偉のF1デビュー発表というサプライズな発表が行われるなど、晴天にも恵まれ盛況のうちに幕を閉じた。

 2日目を迎えたモータースポーツ ジャパンは、朝から雲ひとつ無い晴天に恵まれ、開場待ちの行列が会場のまわりをグルリと囲むなど、たくさんのファンが詰めかけた。この日は来場ドライバーも増え、朝一番の同乗走行からタイヤのスキール音とエキゾーストノートがお台場に響いた。

 10時20分から会場内で行われたトヨタブースでの『トヨタモータースポーツネットワーク』の公開収録では、急遽登場したTMGの山科忠代表が可夢偉のブラジルGP出走を世界に先駆けて発表。その直後に行われた可夢偉のトヨタF1のデモランでは、昨日とは段違いの迫力でマシンを振り回し、派手なドリフトをみせ走行。まるでF1デビュー決定の喜びを表しているかのようだったが、可夢偉いわく「飯田章さん(レクサスLF-Aをドライブ)と、『F1でD1できるかな〜って話してたんですよ(笑)』と笑顔。F1デビューに向けては「気を楽にして、自分が納得できるような走りをしたい」と語った。

 F3走行では安田裕信が昨日以上のアグレッシブな走りを披露。また、フォーミュラ・ニッポンのロイック・デュバルの走行も、昨日に続き大好評。また、スーパーGTでは昨日に続きXANAVI NISMO GT-R、ARTA NSXの2台走行が実現。「昨日よりも息が合ってきたと思う(本山哲)」と迫力の走りを披露してくれた。

 また、初日に続き田口勝彦駆るランサーエボリューション00カーの走行に新井敏弘駆るインプレッサWRXが乱入するなど、ファンにとっては嬉しいハプニングが続出。新井は98年式WRカー、市販のインプレッサWRX STI spec Cを駆るなど、大活躍だった。

 最後は、来場したドライバーが集まりファンにあいさつ。一貴、可夢偉のF1コンビを先頭にコースを歩き、盛んな声援に応えて2日間にわたるイベントの幕を閉じた。

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