【横浜ゴム、低燃費タイヤ「BluEarth」のプロトタイプを装着した電気自動車でヒルクライムレースに参戦】

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」と称し、6月26日にアメリカ・コロラド州で開催されるヒルクライムレース「2011パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にオリジナル製作のEVレーシングカー(電気自動車)で参戦する。タイヤはオレンジオイル配合技術をはじめとする様々な環境技術を採用し、低燃費性能とグリップ性能を高いレベルで両立した低燃費タイヤ「BluEarth(ブルーアース)」のプロトタイプを装着する。

このチャレンジは「環境、そして人や社会にやさしい」をテーマとし、横浜ゴムが世界中に発信していく「BluEarth」コンセプトに基づいた活動の一環として行うもので、「走る喜びと環境との調和」、「電気自動車用タイヤの研究開発」を目的としている。同レースへの参戦は3年目で、昨年は電気自動車の歴代記録を大幅に更新する快挙を成し遂げた。

ドライバーは昨年同様、世界的なオフロードレースで活躍する塙郁夫選手を起用。車両は昨年のマシンをベースに、より戦闘力を高めた最新仕様で参戦する。バッテリーは三洋電機(株)製リチウムイオンバッテリー、モーターはACP社(米国)製交流モーターを搭載し、プラグインで充電が可能となっている。

今年89回目を迎える「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は世界で最も有名なヒルクライムレースで、別名「雲に向かうレース」と呼ばれている。標高2,862mのスタート地点から頂上までおよそ20kmを一気に駆け上がり、そのタイムを競う。ターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の混在する路面や様々なコーナーに加え、気温や天候の変化が激しい過酷なレースとして知られている。

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