FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)は、2012年からヨーロッパF3選手権を復活させることを正式に決定した。
英AUTOSPORTは先週、近年シリーズのグリッド台数が減少していることから、ヨーロッパの一大選手権を発足させるために、イギリスF3をユーロF3に統合させるという案がWMSCに提示されたと報じていた。
このシナリオはあいにく回避されたようだが、WMSCは昨年スタートした「F3インターナショナル・トロフィー」をわずか一年で廃止し、これに代えて全10戦からなるヨーロッパF3選手権を開催することを決めた。
このチャンピオンシップは、イギリスF3の一戦であるポー・グランプリを含む2戦と単独のブランズハッチ戦、DTMのサポートレースとして開催されているユーロF3の7戦で構成。一方で「F3インターナショナル・トロフィー」に組み込まれていたザントフールトでのマスターズ(かつてのマールボロ・マスターズ)とマカオ・グランプリは独立したイベントになるかたちだ。
ヨーロッパF3選手権は、過去にアラン・プロストをはじめ、ミケーレ・アルボレート、リカルド・パトレーゼなどがチャンピオンに名を連ねている。