今季末でフェラーリを離脱するキミ・ライコネンが、F1最終戦アブダビGPでは全力を尽くしてコンストラクターズ選手権3位獲得のために戦ってチームを去りたいと述べた。
「アブダビが僕とフェラーリとの最後のグランプリになる」とライコネンは言う。
「いつもどおりできるだけいい結果を出すためにベストを尽くすつもりだ。困難だったこの一年をいい結果で締めくくれるよう戦うよ。ブラジルでマクラーレンに奪われたコンストラクターズ選手権3位の座を取り戻したい。競争はとても熾烈なので、難しいかもしれないけれどね。なおかつ、ブラジルで両方のタイトルが決定したから、これまでよりリスクを冒したレースをするドライバーたちがいるかもしれない。また、僕らの直接のライバルたちはまだマシンを改善しているが、僕らの方は7月末のハンガリーからずっと同じマシンを使っているんだ」
「ヤス・マリーナ・サーキットに関してはいろいろ期待はあるが、初めてレースをする場所なので予想をするのは難しい。今分かる範囲では、オーガナイザーは素晴らしい仕事をしたようで、サーキットはとても面白く、チャレンジングなものになっていると思う。特に、日の光の下でレースをスタートし、人工照明の下でフィニッシュするのは特別なチャレンジだ」
「前にも言ったように、3年間を共に過ごしたフェラーリの仲間たちに別れを告げる時がきた。僕らが成し遂げた成果、特に2007年のドライバーズタイトルと、2007年と2008年のコンストラクターズタイトルを、僕は誇りに思う」
「今シーズン、マシンは僕らが思ったほどコンペティティブではなかったけれど、少なくとも1勝を挙げ、そこそこポイントを獲ることもできた。思い出に残るようないい結果でシーズンを締めくくれればいいね」
