ロータスは、キミ・ライコネンを来季もキープするため、今週彼のマネージメントとミーティングを行うことになっている。
今季限りでマーク・ウエーバーが離脱するレッドブルは、後任候補の筆頭にライコネンを挙げているとみられているが、一方のロータスも、彼の引き留めに一歩も譲らない姿勢を見せている。
そうしたなか、ロータスは、前戦ドイツGPでレッドブルに対抗する速さを見せ、ライコネンが最後までセバスチャン・ベッテルと優勝争いを繰り広げるなど、チームが勝利の可能性を秘めていることをタイムリーに示した。
チームオーナーのジェラール・ロペスは、ライコネンがロータスとの新たな契約にすんなり合意するとは考えていないが、彼は自分たちがレッドブルよりはるかに魅力的な要素を備えていると信じている。
「我々は彼のことをよく知っているし、彼がここを気に入っていることも知っている」とロペス。
「彼がドライバーとして望むパッケージを提供できると証明することが、我々の使命だ。それでも私は、彼が留まると思っている」
チームに詳しい人物によれば、ライコネンはロータスが現在の形を維持するための資金と技術的な組織の確立を保証する限りは、ロータスに留まることを望んでいると示唆している。
「このチームには、物事を正しく行う文化がある。キミもそうした文化を好んでいる」
「我々が、彼にきわめて大きな時間的制約を課していたとしても、彼がそれを楽しんだとは思えない。以前のチームでは楽しんでいなかったからね」
「ここに居るのとそうでないのとでは、大きな違いだ。このチームには、人間的な文化がある。ある人も、誰よりも人間らしいキミにとっては、ここが最高のチームだと教えてくれた」
「それでも、彼はレーサーとして決断しなければならない」