キミ・ライコネンは、冬季テストでロータスはたびたびトラブルに見舞われ、十分な走行ができなかったものの、開幕戦を迎えるにあたって信頼性の問題を心配してはいないと語った。
ロータスE21は高いパフォーマンスを持つマシンであるとみられているが、テスト期間中に何度かトラブルが発生、テスト全12日間の合計周回数では、ロータスが11チーム中最下位だった。
「テストでは何度かトラブルが出たけれど、それでもたくさんの周回をこなせた」と」ライコネン。
「もちろん、どれだけ走ったとしてももっと走りたいと思うものだ。でもこれが現実だ」
「これからレースをすれば自分たちの状況が分かる。信頼性などの問題はそれほど心配していない。テスト中に起きた最大の問題の原因は同じで、それはすでに解決している」
「もちろん100パーセント確実だと考えることはできないけれど、去年を振り返ると、シーズン前に問題があったにもかかわらずレースを始めてみたら僕らはかなり強力だった」
2012年にはドライバーズランキング3位を獲得したライコネンは、E21は去年よりもいいマシンであり、タイトル獲得のチャンスに期待できると語った。
「人は常にさらに上を望むものだけれど、それでもこのクルマはスターティングポイントとしてはかなりいいから、この後どうなるか楽しみだ。十分な速さがあるといいね」とライコネンは言う。
「去年型より悪くなったと感じるエリアはひとつもない。ここまでのところ、すべての面で改善している」
「去年僕らは速かったが、タイトルを取れるほどの速さではなかった。つまり今年はもっと速くする必要があるということだ。クルマからもう少し力を引き出し、一貫性を保ち、シーズン序盤に(去年より)いい結果を出せれば、チャンスはかなり高まるだろう」