先週末、キミ・ライコネンは、イタリアで行われたラリー・デラ・マルカに出場、初めてアスファルトラリーを経験したが、メカニカルトラブルのためリタイアを喫した。

 彼がドライブするアバルト・グランデ・プントS2000は、序盤にセンターデフが破損、マシンのハンドリングが思うようにいかず、ライコネンは3つめのステージでウォールにクラッシュし、リタイアとなった。
 WRCチャンピオン、トミ・マキネンのコ・ドライバーを務めたカジ・リンドストロームが、今回ライコネンに同乗した。リンドストロームはwrc.comに対し、好結果が期待できそうだっただけに残念だったと述べている。
「先週火曜にテストを行い、キミはとても好調だった。とても素晴らしいドライビングだったよ」とリンドストローム。
「彼はF1マシンで300km/hで走っているから、高速コーナーの走り方をよく知っている。タイヤがスライドするときもあることは分かっていて、落ち着いて対処していた。彼はスノーでもグラベルでもうまかったが、ターマックでの能力は本当に素晴らしい」
「クラッシュの後、彼はそれほどショックではないと言っていた。マシンが本来のパフォーマンスを発揮していなかったからね。最初のステージを終えた時点ですでに多くの時間をロスしていたんだ。マシンに問題がなければ、全く違った展開になっていただろう。計画はあるからそれを楽しみにしているよ。今年中に彼はもっとラリーに出場するだろうと僕は思うね」

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