キミ・ライコネンは、フェラーリが自分たちのマシンの弱点を理解しているが、今シーズン残りのレースで克服できることには限界があると考えている。

 フェラーリは、先のシンガポールで今年目標にしていた2勝を上回るシーズン3勝目をセバスチャン・ベッテルによって成し遂げたが、続く鈴鹿ではルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグに1-2フィニッシュを決められ、ライバルのシーズン11勝目を許してしまった。

 ライコネンは残り5戦となった今、メルセデスを含むすべてのチームが2016年の開発に集中しているにも関わらず、フェラーリが残るレースでメルセデスを追撃するには限界があると認めている。

「弱点がどこにあるかは理解している。だが、今シーズン中にできることには限りがある」とライコネン。
「僕らは確実に向上し続けており、来年はさらに良くなるだろう」
「僕らはセカンドベストだ。正しい方向で進歩を続け、向上していかなければならないんだ」

 鈴鹿は、フェラーリがどれだけ前進したかを示す意味で、7月のシルバーストーン以来となるハイダウンフォース・サーキットだった。

「鈴鹿は今の僕らに最も適したものとは言えないが、それはシルバーストンも同じだ」
「でも、かなり競争力はあったし、まあまあハッピーだった」

 フェラーリのチームプリンシパル、マウリツィオ・アリバベーネも、ライコネンの意見に同意している。

「もちろん、勝っていないときは失望するし、それが普通のことだ」とアリバベーネ。
「しかし、正しい比較をするならそれはシンガポールではなくシルバーストーンだ」
「メルセデスに対するシルバーストーンでのギャップと鈴鹿でのギャップを見れば、より縮まっている」

 アリバベーネは、ドライバーズランキングで首位ハミルトンに59ポイント差の3位につけるベッテルの逆転タイトルの可能性を問われると、次のように答えた。
「それは、宝くじに当って、大富豪になれるかと聞いているようなものだ」

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