ロータスのキミ・ライコネンは、シーズン後半、予選でチームメイトほどの結果を出せずにいる理由は、ピレリからタイヤの内圧とキャンバーセッティングに関し厳しい制限を設けられたためであると語った。
イギリスGPでタイヤバーストが相次いだ後、ピレリは、低すぎる内圧と極端なキャンバー角が原因の一部であるとして、内圧とキャンバーセッティングに関して厳しい制限を設けた。
インドGPの際に、この制限が特に予選において不利に働いているとライコネンは語った。
この7戦、予選でライコネンがロメイン・グロージャンより上位グリッドを獲得したのは2回のみで、そのうち1回はグロージャンが戦略ミスで沈んだインドGPだ。
「キャンバーと内圧に関する制限が大きな影響につながっている」とライコネン。
「あまりやれることがなく、残念ながら行き詰ってしまっている。キャンバーを自由にできたら、ずいぶんと楽なのだが」
「でも仕方がない。1周に関しては苦労しているが、決勝ではそうでもない。それほどプッシュしない場所もあるからね」
「何か他のことを試せればいいのだが、そうするとそれまで問題なかったエリアがだめになってくる」
「際限がなく、全く解決策にたどり着けない。なんとかしなければならないが、心配はしていない」
インドで6番グリッドを獲得したライコネンは、まだ問題は解決していないが、ずいぶんよくなってきたと述べた。
「問題は解決していないが、少しよくなってきたと思う。理想の状態ではなく、まだ問題を抱えてはいるが」