キミ・ライコネンが、今季F1に導入されたDRSについて、このシステムを使ったオーバーテイクは本当のオーバーテイクではないとの意見を述べた。
FIAはF1でのオーバーテイクを促進するため、ドラッグ・リダクション・システム(DRS)を導入、これによって実際に今季F1ではオーバーテイクの回数が増えている。しかしライコネンはドライバーにとってはこのシステムを使ってオーバーテイクをしてもあまり意味がないと語った。
「あれを使ったオーバーテイクは本当のオーバーテイクじゃない」とライコネンがTurun Sanomatに対して述べたとF1SAが伝えている。
「前のマシンに近づいてボタンを押すだけだ。前のドライバーにはなす術がない」
「彼らは正しい方向に持っていこうとしてるんだろうし、テレビ向けにはいいだろう。でもドライバーにとってはあまりいいものじゃない」
一方、今季WRCに参戦するライコネンは、2012年の活動については全く何も決まっていないと述べた。
「分からない。同じことを違う言い方で何度聞かれても答えは同じだ。僕が分からないんだから、分かる人なんていないよ」