キミ・ライコネンが、ルノーに自分の名前を利用されたと不快感を示したが、これに対してルノー側が反論した。

 先月、ルノーは来季のシートについてライコネンからコンタクトがあったことを明らかにし、チームプリンシパルのエリック・ブーリエなどチーム上層部がたびたびライコネンの起用についてコメントしてきた。彼らは、最優先するのは現在走らせているビタリー・ペトロフであり、ライコネンについては経済的な問題と彼自身のモチベーションを見極めてじっくり検討したいと発言した。
 しかしライコネンは、ルノー側の発言に不快感を示すとともに、ルノーとの契約には全く関心を持っていないことを明らかにした。
「彼ら(ルノー)がマーケティングのために僕の名前を利用した、そのやり方にはとても失望している」とライコネンはフィンランドのトゥルン・サノマットにコメントしている。
「僕はルノーで走ることをこれまで一度として真剣に考えたことはない。来季ルノーで走らないことを100パーセント確信していると保証できる」

 この報道を受け、ブーリエは英AUTOSPORTに対して次のような発言を行った。
「我々はキミのイメージを利用してなどいない。彼はメディアにそう主張しているが」とブーリエ。
「スパの後、マネージャーからコンタクトがあった。彼らは話し合いを開始することを望んでいたが、その時点で我々はこう言った。『待ってくれ。あなた方から連絡をもらったのはとても嬉しい。だが、ビタリーのポテンシャルに対する評価を終える必要がある。我々が結論を出したら、改めて連絡するよ』とね。それだけだ。それ以降、彼らには連絡をとっていない。まだビタリーの評価を終えていないからだ」

「私はメディアを利用してなどいない。キミが我々に関心を持って追いかけているとメディアに対して話しても何も得はないだろう。いったい何の目的があってそんなことをするのだ?」
「結局はメディアから大きな関心を寄せられ、先週は我々の契約の話が何度も報道された。それは他に話題がなかったからだと思う。キミは報道されたことに腹を立てたのだろう」
「確かに(キミから)連絡をもらって嬉しかった。だが私はそれ以外のことは言っていない。私にとっても彼にとってもはっきりしている。これで話はおしまいだ」

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