マレーシアGP最初のフリープラクティスでコクピット内から白煙が吹き出るといった珍しいトラブルに見舞われたフェラーリのキミ・ライコネンだが、この問題についてKERS関連のトラブルという見方が強まっている。
 
 90分に渡る1回目のフリー走行終盤、ライコネンは自己ベストを上回るべくセクターベストを更新しながらアタックをかけていたが、彼のF60のコクピットからは突然白煙が吹き出し、そのままマシンはピットへ。ライコネンは途中でセッションを終える羽目となった。
 このトラブルに関し、原因は彼のマシンに搭載されたKERSに起因するものだと思われているようだ。しかし、当のフェラ-リチームはこの問題について慎重な姿勢を崩しておらず、今のところ問題の詳細は明らかとなっていない。

 この日走行を終えたライコネンは、「午前中はKERSに問題を抱えていた。しかし、午後のセッションではそれを取り戻すことが出来たと思う」とコメント。スポーティングディレクターのルカ・バルディセッリも、「午前中、キミのクルマにはKERSに関連する問題があったと考えている。しかし、今日のプログラムには大きく影響はしていない」と語っている。
 
 ライコネンは午後のフリー走行2回目でチームメイトのフェリペ・マッサを上回るこの日最速の1分35秒707をマーク、結果的に初日をトップで終えている。

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