キミ・ライコネンは、自身が求める環境が保証されるならロータスと新契約を結びたい考えであると、マネージャーが認めた。
レッドブルとの交渉が決裂し、フェラーリ行きのうわさが高まっているが、ライコネンの今の一番の希望はロータス残留であるようだ。
ライコネンは以前からロータスには満足していると繰り返し述べているが、ロータスが今のままトップチームの中で戦える状態を維持できると保証されることを残留の条件としている。
元F1チームオーナーであり、現在BBCのF1解説者を務めるエディ・ジョーダンは、ライコネンはフェラーリとの契約を望んでおり、早ければイタリアGPで両者の契約発表が行われるかもしれないと述べている。
しかし実際にはライコネンは、彼が望む経済的・技術的環境をロータスが保証するのを待っている状態であり、保証が得られればロータスと新契約を結ぶ意向であるとみられる。
ライコネンのマネージャー、スティーブ・ロバートソンは、ロータスはライコネンをキープするために必要な条件を承知していると示唆した。
「ロータスがライコネンの将来の鍵を握っている」とロバートソン。
「優勝争い、タイトル争いができるマシンを提供できるかどうかを彼は知りたがっている。彼が求めている答えをチームが用意できれば、彼は残るだろう」
ロータス側もライコネンと契約を結びたがっているが、チーム代表エリック・ブーリエは、自分たちの予算を超えた多額の金銭を支払ってまで彼を残すつもりはないと語っている。
ロータスとの交渉がまとまらなかった場合、ライコネンにとってベストの選択肢はフェラーリになるだろうが、フェラーリはイタリアGPが終わるまでは来季ラインナップについて検討する計画はないようだ。
いずれにしてもライコネンはロータスにもう少し時間を与えるつもりであるといわれている。