F1第4戦バーレーンGPのフリー走行2(FP2)が行われ、ロータスのキミ・ライコネンがトップタイムをマークした。
現地時間14時(日本時間20時)より行われたFP2は開始時の気温が31度、路面温度は40度を記録し、FP1に引き続きドライコンディションで推移した。
序盤から各チームがタイム計測を行ったこのセッションでは、開始10分にレッドブルのマーク・ウエーバーが1分34秒半ばのタイムを記録すると、続くフェラーリのフェルナンド・アロンソが早くも午前中のトップタイムを上回って首位に立つ。
開始から30分を前に上位勢の先陣を切ってミディアムタイヤを装着したのはウエーバーで、ハードタイヤでのタイムをおよそコンマ5秒更新する1分34秒184を記録してトップにつける。続いて僚友のセバスチャン・ベッテルやフェラーリ、メルセデスもミディアムでのアタックを行うがウエーバーのタイムには及ばない。
しかし、セッションの折り返し後すぐのタイミングでライコネンがミディアムでの計測に入ると、セクター1、2で全体ベストを更新しながらコントロールラインに迫り、セクター3ではウエーバーからコンマ5秒近く遅れたにもかかわらず1分34秒154を記録してトップに躍り出た。
その後は、各チームそれぞれロングランのプログラムに入る。ただ、ミディアムで15周を走ったニコ・ロズベルグが無線でリヤのデグラデーションを訴えながらピットに戻るなどの場面も見られ、ソフト側のコンパウンドとなるミディアムタイヤは事前にピレリの予想した15周~17周というライフになりそうだ。
最終的には多くのマシンが30周前後を周回。その結果、セッション中盤でトップタイムをマークしたライコネンが首位で初日を終えた。2、3番手にウエーバー、ベッテルのレッドブル勢が続き、4番手にアロンソ、5番手にはFP1と同じくポール・ディ・レスタがつけ、好調フェラーリ勢の2台に割って入った。
メルセデスのニコ・ロズベルグは8番手、ルイス・ハミルトンは10番手につけ、ロズベルグはセルジオ・ペレスと並んで37周とこのセッションの最多周回をマークしている。