先週末、事故後初めてラリーに出場して優勝したロバート・クビカが、次はサーキットでのテスト走行を計画していると語った。F1に復帰したいが、将来再びF1で走れるかどうかは今のところ分からないとクビカは述べている。

 クビカは2011年2月にラリー出場中の事故で重傷を負い、それ以来16回手術を受け、リハビリに取り組んできたが、まだ右腕の機能が完全に回復してはいない。

 クビカは先週末、イタリアのラリー、ゴミトロ・ディ・ラーナにスバル・インプレッサWRCで出場し見事優勝した。今週末はサンマルティノ・ディ・カストロッツァ・ラリーに参戦する予定で、その後はサーキットでのテスト走行を経て、レースに復帰したい考えだ。

「サーキットでのテスト走行を計画している。たぶんGTカーに乗ることになるだろう」とクビカ。
「走ることで回復が早まると信じているんだ。動作の範囲を広げることにも役立ち、ドライバーに必要な条件に体がうまく適応し、今の僕にできない動きを補うようになるだろう。僕の体は機能の一部を他に置き換える必要があり、ドライビングはそのために役立つ一番の手段なんだ」

 クビカはF1復帰を諦めてはいないが、可能かどうかは今の時点では判断できないと述べた。
「理想のカムバックは、と聞かれたら、まっすぐF1に戻りたいと答えるだろうね。でも今の時点では、いつかF1に戻るかという質問に対して何と言うべきか、考えられない。だって本当に分からないんだ」
「今回のラリー出場は僕にとって重要な目標だった。僕はとても厳しい時期を過ごしてきたが、決して諦めなかった。やれる限りのことをやって頑張ってきた。でも僕自身では変えられないこと、僕にはどうしようもないことがあるのも事実だ」
「難しい時期を乗り越えてきたからこそ、今回競技に復帰できたことをなおさらありがたく思う。一歩ずつ前に進んでいきたい。そうして何が起こるかによって、僕がうまくやれることは何か、どの方向に進むべきかが見えてくるだろう」

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