APRC第2戦、JRC第3戦として開催された「Rally Hokkaido」は23日、最終日となるデイ2が行なわれ、APRCは新井敏弘が余裕の走りで優勝を果たした。JRCもデイ1をトップで折り返した奴田原文雄が後続の追撃をかわして今シーズン初優勝を飾った。

 最終日の「Rally Hokkaido」はOTOFUKE(旧SINOTCAKI)、ASHORO(旧NUPRIPAKE)、HONBETSUを2ループして、最終SSにOBIHIROを走る構成。デイ1とは趣を変え、一転ツイスティでテクニカルなSSが続く。さらにステージは長くてもASHOROの12.73kmが最長となり、デイ2はトータルでも60.80kmという比較的短い距離しか用意されていなかったが、デイ1を終えた晩には雨が降ったこともあり、ステージはセミウエットとなっていた。

 デイ1だけで1分20秒以上のリードを持っていた新井は先頭ランナーとしてステージを駆け抜ける。それでも1ループ目の3SSでベストタイムをマークして、差をさらに広げていった。結局、新井はこの日も全7SSを制して総合優勝を獲得。世界で戦うトップドライバーの貫禄を見せつけた。その一方で、秒差の争いとなっていたAPRCノミネートドライバー同士のトップ争いは白熱の度合いを増していった。

 今日のオープニングステージSS12でギルが田口との差を8.2秒としたが、SS13では田口が2.1秒返すなどその差はほとんど変わらない。しかし、SS14でギルがテールをヒットして5番手タイムとなると一気に田口が逆転。さらにSS15でもギルはリアサスペンションを破損して大きくタイムを落としてしまい優勝圏外へと去ってしまった。

 これで優勝争いに決着がついたかと思われたが、田口はここで柳澤に9.1秒もリードを削られて、決APRCトップ争いが再び熱を帯びてきた。が、残るSSは3本では柳澤のエンジンがかかるのが遅かった。これで田口は開幕から2連勝。一気にチャンピオン争いをリードして、次戦以降パシフィックラウンドへとAPRCは舞台を移す。

 一方、JRCもデイ1を終えて奴田原が圧倒的なリードを獲得していた。デイ1の途中ではAPRCで出場していた新井のタイムをベンチマークにするなど、今回の奴田原には全く付け入る隙は生まれなかった。慎重にスタートを切ったデイ2でもベストタイムを叩き出すなど、優勝へとひた走る。

 結局、シリーズを見据えて、絶対今回は落とせないと意気込んでいたとおりに快勝。今シーズンからグラベルラリーでステージ総距離が200kmを超すラリーには、2.5の係数がかけられることから50点を獲得し、チャンピオン争いでも2位へと浮上した。

【APRC DAY2結果(暫定)】\t(上位10台)\t
After SS18
順位\t No.\tクラス/順位\tドライバー\t車両\tタイム(差)
1\t12\tN4/1\t新井敏弘\tスバル・インプレッサWRX STI\t2:06'29"9
2\tAP/A\t1\tN4/2\t田口勝彦\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+1'56"4
3\tAP/A\t4\tN4/3\t柳澤宏至\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+2'05"4
4\tAP/A\t5\tN4/4\tG.ギル\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+3'59"9
5\tAP/A\t6\tN4/5\t炭山裕矢\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+5'29"8
6\tAP/A\t19\tN4/6\t大西康弘\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+12'27"6
7\tWC/A\t13\tN4/7\t田口盛一郎\t三菱ランサーエボリューションⅨ\t+15'26"5
8\t14\tN4/8\t吉井崇博\t三菱ランサーエボリューション\t+16'20"5
9\tWC\t10\tN4/9\t高橋冬彦\tスバル・インプレッサWRX STI\t+19'04"6
10\t\t15\tN4/10\t金 雅志\tスバル・インプレッサWRX STI\t+19'34"2

【JRC DAY2結果(暫定)】\t(上位10台)\t
After SS18
順位\t No.\tクラス/順位\tドライバー\t車両\tタイム(差)
1\t61\tJN4/1\t奴田原文雄\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t2:09:35.0
2\t63\tJN4/2\t石田正史\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+2:06.2
3\t62\tJN4/3\t勝田範彦\tスバル・インプレッサWRX STI\t+2:34.7
4\t66\tJN4/4\t岩下英一\t三菱ランサーエボリューションⅨ\t+4:15.9
5\t64\tJN4/5\t福永 修\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+5:15.4
6\t67\tJN4/6\t桑田幸典\t三菱ランサーエボリューションⅦ\t+8:52.5
7\t70\tJN4/7\t星野 博\t三菱ランサーエボリューションⅩ\t+10:05.0
8\t74\tJN4/8\t今井 聡\t三菱ランサーエボリューションⅨ\t+14:36.5
9\t68\tJN4/9\t杉村哲郎\tスバル・インプレッサWRX STI\t+15:22.9
10\t77\tJN4/10\t難波秀彰\t三菱ランサーエボリューションⅦ\t+19:56.9

本日のレースクイーン

水瀬琴音みなせことね
2026年 / オートサロン
東京オートサロン2026イメージガールA-class
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円