WTCC世界ツーリングカー選手権に参戦するラーダスポーツ・ロスネフチは、今季ニューマシンであるラーダ・ベスタを3台投入する予定だったが、3月6日〜8日に開幕する第1戦テルマス・リオ・ホンドに2台で臨むことになった。
ラーダは今季、長年使用していたグランタからマシンを変更しベスタを開発。今季はロバート・ハフ、ジェームス・トンプソン、ミハイル・コズロフスキという3台体制でシリーズに臨むことが発表されていた。
しかし、アルゼンチンでの開幕戦へラーダは準備を進めていたものの、コズロフスキの3台目は準備が整わなかったため、ハフ、トンプソンの2台体制で開幕に臨むことになった。コズロフスキは第2戦マラケシュからの参戦となる。
「時間の制約があって、3台目を完成させることができなかったんだ。でも第2戦にはしっかりと用意できるはずだ」と語るのは、チーム代表のビクトル・シャポバロフ。
「我々は4台のマシンを作っている。3台はレース用で、もう1台はテスト用なんだ。ここ1〜2週間で4台が完成するだろう。我々は1年を通じてベスタを開発していくつもりだ」
ラーダ・ベスタは、フランスでシェイクダウンテストを行い、テストは成功裏に終わったという。
「ベスタのシェイクダウンの後、ドライバーたちは新車の可能性が高いことを語ってくれた。ベスタはグランタに比べてより良く、速くなるはずだ」
「2〜3戦を終えたら、我々は表彰台を争うポジションにいけるはずだよ」