HRTは、次戦イギリスGPからダニエル・リカルドをレースドライバーに起用することを明らかにした。リカルドはナレイン・カーティケヤンの代わりに走ることになるとみられる。
レッドブルがサポートするリカルドは、今季ルノー3.5シリーズに参戦するとともに、トロロッソのサードドライバーを務め、金曜フリープラクティスで走行していた。
HRTは6月30日、次のような声明を発表した。
「ヒスパニア・レーシングとレッドブル・レーシングは本日、提携契約を結び、オーストラリア出身の才能ある若手ドライバー、ダニエル・リカルドがオフィシャルドライバーとしてチームに加わることになった」
「ダニエル・リカルドは、来週のイギリスGPから、F1レースドライバーになるという夢をついに果たす」
「ダニエル・リカルドは、ナレイン・カーティケヤンおよびビタントニオ・リウッツィと同様にヒスパニア・レーシングの公式ドライバーとなる」
リカルドはカーティケヤンの代わりに今季最後までレースに出場することになるものとみられている。唯一インドGPでは地元のカーティケヤンが出走すると推測される。
リカルドはレッドブルからHRTにレンタルされる形になり、レッドブルはこれにより彼のポテンシャルを実戦において評価することができる。セバスチャン・ブエミかハイミ・アルグエルスアリのパフォーマンスがよくない場合には、リカルドは今シーズン中にもトロロッソからレースデビューを果たす可能性があると推測されていた。