レッドブル・レーシングへの来季移籍が決定しているとも言われるダニエル・リカルドが、先週同チームを訪れ、シート合わせを行ったと報じられている。
マーク・ウエーバーが自分の後任としてチームはリカルドを選んだと示唆した後、レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、まだリカルド以外の選択肢も検討しており、契約を結んではいないと語った。
しかしThe Telegraphは、リカルドは先週、レッドブル・レーシングの本拠でシート合わせを行ったとのうわさを伝えている。
リカルドは、レッドブル行きが決定したとは認めていないが、ぜひこのチャンスをつかみたいと改めて述べている。
「(セバスチャン・ベッテルの)チームメイトとして走ることになったら、楽ではないだろうことは分かっている」とリカルド。
「でも自分には必要な能力があるということを人々に証明したいし、なによりトップドライバーたちと戦えるということを自分自身が確認したい。もしそれができなかったとしても、少なくともトライしたと言える。それでも僕はやれると信じているけどね」
レッドブルに加入すればベッテルのサポート役を求められるのではないかとの問いに対し、リカルドはそれを否定した。
「それについては気にしていない。僕が聞いた限りでは、このチームは平等ということを強く気にかけているということだ」
また、リカルドは、ヒップが大きすぎてレッドブルのマシンにフィットしないとのうわさに関して、「僕のヒップは大きいんだ」と述べている。
「遺伝なんだと思う。トロロッソとサインした時も、チームはコクピットの一部を少し広げなければならなかった」
「エイドリアン(・ニューエイ)は小さなレースカーを好んで作ると聞いている。でも僕にはどうしようもない。必死にダイエットしたところで、骨格は変わらないからね」
しかしヒップのサイズのせいでレッドブルに加入できないという可能性はないと、リカルドは笑った。
「必要ならヒップを削るよ。出血多量で死ぬかもしれないけど、やるだけの価値はある」