2013年F1モナコGPの日曜決勝で、トロロッソのジャン-エリック・ベルニュは8位、ダニエル・リカルドはリタイアを喫した。
■スクーデリア・トロロッソ
ジャン-エリック・ベルニュ 決勝=8位
ある意味、退屈なレースだった。前が空くことが全くなかったんだ。でも同時に、モナコのレースは常にエキサイティングでもある。特にポイントを獲得できるとね。
終盤、前にいたスーティルがすごくいい仕事をしてジェンソン(・バトン)とフェルナンド(・アロンソ)をヘアピンでオーバーテイクした。でも僕は後ろに近づいても当然のことながらブロックされて追い抜くことができなかった。
8位に入りポイントを稼げたからいいレースだったよ。今シーズンは不運なレースが何度かあったけれど、幸運と不運は同じだけめぐってくると僕は言ってきた。そして今日はすべてがうまくいったんだ。
さらに、今日僕らのクルマがすごく強力だったのは明らかで、自己ベストタイムを燃料をたくさん積んだ序盤にマークしている。その後は残念ながら集団の中で走ることになった。前のクルマより僕の方が速かったんだけどね。
8位という結果を喜んでいる。でも今後のレースではもっといい結果を出すことを目指すよ。
ダニエル・リカルド 決勝=リタイア
スタートはうまくいき、イン側に行こうと決めた。前の方でブレーキをロックさせているクルマが見えたから、それが一番いいと思ったんだ。でもコースがふさがっていて、ボッタスにアウトから抜かれ、僕はひとつポジションを落とした。
ファーストスティントではプライムタイヤで苦労し、ピットストップでオプションを履いたらよくなった。でもその後、トラフィックに引っかかってしまった。
クラッシュに関しては、グロージャンがいい走りをしてトンネルから出て近付いてくるのが分かった。だから僕は自分のラインを守ったのだが、次に気付いたら彼が僕のクルマのリヤに乗り上げていた。
まだテレビで見ていないけど、今の時点ではあれは彼の判断ミスだと思っている。とても危険で犠牲の大きな判断ミスだった。僕らふたりとも無事だったとしてもね。
悔しいレースだ。隊列の中で走っていたが、順位を上げられるだけの速さがなかった。でも気持ちを切り替えてカナダで一歩前進することを目指すよ。