ルノーのチームボス、エリック・ブーリエは、来季ジャック・ビルヌーブを起用するというウワサを否定した。
ビルヌーブは2010年のF1復帰を狙っていたが、シートを獲得できず、来季参戦を目指している。ビルヌーブは、ルノーのチームオーナー、ジニー・キャピタルが所有するグラビティ・スポーツ・マネージメントとの関係から、ルノーと契約するのではとの推測が持ち上がっている。
しかしブーリエはリュ・フロントゥナックに対し、ビルヌーブは素晴らしいドライバーだが、ルノーは契約を考えていないと語った。
「ジャックはワールドチャンピオンであり、素晴らしい才能を持ったドライバーだ。私は心から尊敬している」とブーリエ。
「素晴らしい経歴を持ったドライバーを探しているチームにとっては間違いなく助けになるだろう。しかし我々はそうではない」
「今のレギューレーションはプライベートテストを制限しており、それがレースから離れていたドライバーの復帰に大きな影響を与える。レースから遠ざかっていたドライバーはそれまでのスピードを失っており、反射神経も、マシンから限界のポテンシャルを引き出すための肉体的な能力も鈍る」
「それは当たり前のことなのだ。どんなスポーツをやろうと、F1でレースをするための特別なスキルを常に維持しなければならない」