ロータス・ルノーGPのチームプリンシパル、エリック・ブーリエが、ビタリー・ペトロフの来季シートは確保されていないとのうわさを加速させるような発言を行った。
チームにロシアのスポンサーを持ち込んでいるペトロフは、2012年の契約をすでに結んでいるといわれているが、先週、Auto Motor und Sportは、ブルーノ・セナの方が多数のスポンサーを持ち込む可能性があるとして、来季ルノーはセナとロメイン・グロージャンを起用するかもしれないと報じた。
ブーリエは、今季のGP2チャンピオンであり、彼が率いるグラビティと契約しており、同じフランス出身のグロージャンを来季F1に再び参戦させたいと考えているとF1SAは伝えている。
ペトロフはモンツァで「僕の来年の契約は確保されている」とコメントした。
しかしブーリエはDaily Mailに対して「契約がある場合でも、どちらの側にも解除条項はあるものだ」と述べている。
今季途中からニック・ハイドフェルドと交代する形でF1レースシートに復帰したセナは、当然来季契約も結びたがっている。
「来年もレースをするためには、コース上で結果を出すのが一番だ」とセナ。
「目標は強力な結果を出し続けていき、F1でのシートを確保することだ。そのためには、前進し、学習し続けていく必要がある」
ブーリエは、セナとの2012年の契約について話すのはまだ早すぎると述べている。
2月にラリーでのクラッシュで重傷を負ったロバート・クビカもルノーの来季ドライバー候補であり、ブーリエは10月中にクビカの来季起用が可能かどうかを判断すると述べている。