ルノーは今週末のモナコGPで、R29にわずかながら改良を加える予定であり、ライバルたちとの差をさらに縮めることを期待している。

 タイムシートの下位に沈んでいたシーズンオフに比べればルノーのマシンは改善してきており、フェルナンド・アロンソが何度か入賞を飾っている。
「スペインの最終予選でのペースには少し失望したが、レースでは、期待していたようなパフォーマンスが見られ、満足いく結果が出せた」とテニクカルディレクターのボブ・ベルはコメントしている。
「トップに飛躍することはないと分かっていたが、トップチームとの差を縮めようと決意を固めており、それを達成できたと思う。シーズンスタート時のことを考えると、これまでのハードワークが報われる、いい結果が出せた」

 今年のレギュレーションでは昨年ほどは開発を進めることはできないが、ベルは、今週末R29にいくつか重要な変更を加えると認めた。
「モナコでは少し異なるパッケージが必要となるので、いくつか小さなアップデートを加えた。しかしバルセロナほどの大きなステップにはならないだろう。しかし、リーダーたちとのギャップを縮めていくために、マシンパフォーマンスをいくらか向上させられればと思っている」
「ライバルより早く開発を進めるために全力を尽くすだけだ。昨年後半に証明したように、我々チームはそれをうまくやれていると思う。今年も同じような状況だが、今年は風洞とCFDの時間が制限され、シーズン中のテストは禁止なので、去年よりずっと厳しい状況だ」
「だが、それは誰もが同じだ。我々にできるのは、ハードワークを続けていき、モチベーションを高く保ち、できる限り早くマシンに開発を加えていくことだけだ」

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