ルノーのパワーユニットに関するトラブルは、すべて解決したわけではないようだ。
先月のヘレステストは、ルノーのパワーユニットを搭載するマシンにトラブルが相次ぎ、チャンピオンチームのレッドブルも4日間でわずか21周しか走ることができなかった。
だが、先週末にヘレスで“プロモーション撮影”に臨んだロータスは、走行上限の100kmをほぼノートラブルで走りきり、パワーユニットの問題は順調に解決に向かっているとみられていた。
しかし、その後に再び“撮影用”の走行を行ったルノーユーザーのトロロッソは、STR9がバッテリーとソフトウェアのトラブルによって何度もストップすることを強いられたと、複数のメディアが報じている。
ルノーは、ロータスのプロモーション走行に際し、ハードウェアのマイナーチェンジとソフトウェアの問題を修正したアップデート版のパワーユニットを提供したことを認めているが、今回、イタリアのミサノで行われたトロロッソのテストにアップデート版が持ち込まれたのかどうかは分かっていない。
この時、トロロッソが走った距離は70kmだったとされているが、チームはヘレステストの前にも撮影用の走行を一度実施している。