ルノーF1チームは11日、世界的なコンピューターメーカーの「HP(ヒューレット・パッカード)」と2年間の大型契約を結んだことを明らかにした。
この契約は開幕戦のバーレーンGPからすぐに施行され、ルノーR30のエンジンカバーにHPのロゴが大きく貼られることになる。両者は2009年から続く技術提携の新たな目標として、技術協力のさらなる強化、革新および優秀性、競争力といった共有価値の推進、さらに市場開発におけるHPブランドの認知度向上という3つを掲げている。
また、ルノーチームもトラック上でのパフォーマンスを高めるためにHPのテクノロジーを活用。彼らの高性能コンピューター・サーバーを利用してさらに強力なデジタルシミュレーション技術を開発するほか、HPスカイルームという高精細度なテレビ会議など市場をリードする革新的ツールも導入する。さらに、「グリーン」データー・センターという90%リサイクル可能な低エネルギーワークステーションの利用により排出される温室効果ガス、いわゆる二酸化炭素排出量の削減にも取り組んでいくという。