ルノーはF1活動に関する緊急取締役会議を行った結果、その結論を年内には出すことで会議を終了した模様。また、少なくても2010年の参戦は行う方向で話は進んでいると報じるメディアもでている。
2008年のシンガポールGPでの故意によるクラッシュ、いわゆる“シンガポールゲート”を発端にタイトルスポンサーのINGがシーズン途中で引き上げるなど活動の危機が報じられてきた。またシンガポールゲートにより、チームは2年間の執行猶予付きでの永久資格剥奪処分が下されてもいる。
そのような状態に加えて、大自動車メーカーと言えどもF1での活動はその負担が重くのしかかかる中での緊急の会議ではあったが、その決定を年内には行うという形で今回は終了したとヨーロッパでは報じられている。
イギリス、オートスポーツではカルロス・ゴーン、ルノーCEOがロイターに対して「今年の終わりまでにはF1参戦に関する決定を行う」と語ったと報じている。
その一方で、フランスのレキップ紙は、少なくても2010年に関しては活動を行うことで話が進んでいることを示唆したと報道。
レキップでは「ドライバーとはすでに契約をし、予算も承認され、チャンピオンシップに登録もしている」とルノーのマネージングディレクターのジャン-フランソワ・コーベがコメントをしたとしている。「もう、2010シーズンはスタートしている。10年にはチャンピオンにはなれないだろうが、かなり前進していることと期待する」。
コーベはルノーのCEO、カルロス・ゴーンもチームは良くなるだろうという観測をしているとも付け加えているという。