レクサスは10月23日、全国のレクサス店を通じて新スポーツクーペ『RC』、RCをベースとした高性能プレミアムスポーツカー『RC F』を発売したと発表した。モータースポーツ界でも積極的に使用されており、『RC F GT3コンセプト』についても言及されている。
RCはレクサスの“エモーショナルな走り”のイメージを牽引するクーペ専用モデル。スポーツクーペならではの人を魅了し誘惑するデザインと、走りへの情熱を駆り立てる走行性能を兼ね備えている。また、RC Fはアグレッシブな意匠とサーキット走行ができる本格的プレミアムスポーツカーであり、“F”のスポーツイメージを牽引するモデルと位置づけられている。
23日に発売されたレクサスRCについては、3.5リッターV6エンジンを搭載したRC350、ハイブリッド搭載のRC300hの2車種がラインナップ。どちらもレクサススポーツの血統を継承する“F SPORT”が設定される。
またRC Fについては、通常のラインナップに加え、LFA工房で生産するカーボン製のエンジンフードやルーフ、TRDによるカーボン製のアクティブリヤウイングを採用した『カーボンエクステリアパッケージ』も用意された。こちらは約10kgの軽量化を果たし、よりスポーティで俊敏な走りを実現。また、ツートーンカラーのエクステリアが個性を演出する。
昨年の東京モーターショーで公開されたRC、そして1月のデトロイトショーで公開されたRC Fは、すでにモータースポーツのベース車両としても活躍中。スーパーGT500クラスではGT500クラスに6台が参戦。また、RC F GT3コンセプトが将来の活動に向けて発表されている。
このRC F GT3コンセプトについてレクサスでは、RC/RC Fの発売と同時に「レクサスの想いである『お客様の期待を超える驚きと感動を提供し続ける』ことを実現するために、レクサス・レーシングのベース車をRC Fに集約し、“F”のイメージを高めていく」と明らかにした。
すでに参戦しているGT500クラスに加え、これまでLFAやIS-Fで参戦しているニュルブルクリンク24時間/VLN、スーパーGT300クラスやスーパー耐久等に、RC F GT3コンセプトを「参戦する世界中のチームへ車両を供給し、サポートするべく開発を進めている」という。つまり今後、レクサスのレーシングカーはすべてRC Fになるということだ。
RC F GT3コンセプトはすでにヨーロッパでもテストが行われているとされており、今後国内外でどのレース、どのチームに使用されていくのか、ストーブリーグが非常に楽しみなところだ。