レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーは、トルコGPでセバスチャン・ベッテルに背後に迫られる前に、エンジンをフュエルセーブモードに切り替えるようチームから指示されていた。一方のベッテルは最適なエンジンモードでプッシュしており、ウエーバーをパスする許可が出ていたという。トルコでのアクシデントの後、チームはベッテルを優先しているのではとささやかれ始めている。

 40周目、ベッテルはウエーバーに接近して追い抜きをかけるが失敗し、両者はクラッシュした。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは当初、ふたりのエンジンセッティングは同じだったと語ったが、後になってセッティングが異なっていたことを認めた。

「マークはフュエルセービングモードに切り替え、そのためにストレートのパフォーマンスが低下した。それでセバスチャンが追いついたということが説明できる」という彼のコメントをBBC Sportが伝えている。
「2台は同じ燃料量でスタートしたが、セブの方が燃料を1kgセーブできており、1周多く最適なエンジンモードで走ることができた」
「ハミルトンが後ろにいてプレッシャーをかけられていたため、彼(ベッテル)にペースを落とせとは言えなかった」

 クラッシュの原因を作ったのはベッテルの方であるという見方が大勢を占める中、レッドブルのトップはウエーバーに非があるという考えを示している。レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコは、レース後、悪いのはウエーバーの方であるとし、ウエーバーはベッテルを前に出すべきだったとも示唆している。

 F1公式サイトのインタビューにおいて、ベッテルがハミルトンに追いつかれていたため、チームがウエーバーのエンジニアに対してベッテルを前に出せという指示を出したというのは本当かと問われ、マルコは次のように答えている。
「それは正しくはない。それではチームオーダーということになってしまう。我々はマークにその時の状況を伝えた。あとはドライバーが決めることだ。セバスチャンは(ウエーバーの)前に出なければハミルトンにオーバーテイクされていたかもしれない」
 ホーナーは接触はベッテルのせいではないと言っているが、それはチームの公式見解かと聞かれたマルコは、「そうだね。セバスチャンはあの状況ではああする他になかった」と述べた。

 ホーナーはアクシデントについて次のように語っている。
「マークはセブを(コースの)ダーティーな側に押しやった。そしてスペースを与えたので、セブがそこにアグレッシブに切り込んだ。彼はインにしっかり入り込んでいたが、どちらも引かなかった」

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