レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、ジェンソン・バトンを称賛し、彼が今年タイトルを獲る可能性があると語った。
2009年にブラウンGPでチャンピオンになった後、バトンはマクラーレンに移籍した。ルイス・ハミルトンのチームに加入することは誤った判断であると考える者が多かったが、バトンは2011年にはランキング2位を獲得してハミルトンを上まわり、マクラーレンの中で自身のポジションを確立していった。
ハミルトンはメルセデスに移籍し、バトンは今年自分がチームリーダーになれるのが嬉しいと発言している。
ホーナーは、優れたドライバーであるバトンが今年チームリーダーとしてどのような活躍を見せるのか興味深いと語った。
「(マクラーレンは)ルイスのためのチームだったが、それが変化した。2011年にはジェンソンの方がドライバーとして優れていたようだ。去年はふたりはほぼ対等だったと思う」とホーナーが語ったとThe guardianが伝えた。
「ジェンソンは非常にやり手だ。生来のペースという点ではルイスほど速くはないだろうが、他のスキルを使ってルイスに勝てるということを彼は知っていた。彼は自分を中心としたチームに作り変えたようだし、事実上チームリーダーだから、今年どうなるのか興味深い」
「(2008年末で)ホンダが撤退した後、彼は走れるのかどうか分からず、難しい時期を送ったが、その後の彼には非常に感心している」とホーナー。
「2008年の冬に、彼のマネジメント担当から、トロロッソにでも空きがないかと問い合わせがあったのを覚えている。彼はそこから盛り返し、2009年に(ブラウンでタイトルを獲得するという)活躍を見せ、その後(マクラーレンに)移った」
レッドブルは過去3年、ドライバーおよびコンストラクターズ選手権を制覇しており、今年も有力候補であるとみられている。しかしホーナーは、バトンが今年タイトルを取る可能性があると述べた。
「クルマが彼の要求を満たすものであれば、(チャンピオンに)ならない理由はない。我々は彼をドライバーとして見くびってはいない」