レッドブル・レーシングは、メルセデスのDRS連動Fダクトデバイスが合法であるとのFIAの説明にまだ納得しておらず、中国GPでFIAの解釈を改めて聞きたいと述べている。
レッドブルとロータスは、メルセデスが使用している新システムの合法性に疑問を呈し、FIAに対して明確な説明を求めたが、FIAは二度にわたり、このシステムは違法ではないとの見解を発表した。
しかしレッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、SkyのF1 Showにおいて、この件はまだ終わってはおらず、次の中国GPでFIAのF1技術責任者であるチャーリー・ホワイティングからさらなる説明があるはずだと述べた。
「技術責任者のチャーリー・ホワイティングは検討を行ってきており、(マレーシアGPの)週末に彼との間で何度か話し合いがなされた」とホーナー。
「彼はそれについてじっくり考えたがっていた。中国で彼が見解を述べた場合、我々はもちろん彼の立場を尊重する」
「その後、チームは選択を迫られることになる。これを受け入れて、自分のマシンに合うような独自のソリューションを考えるかもしれない。もしくは我々あるいは他のチームがチャーリーの解釈に納得できない場合は異議を唱えることになる」
数戦後に禁止される可能性があるデバイスの開発には多額の予算をかけたくはないと、ホーナーは述べている。
「トップチームのデザイナーは全員、このデバイスがどう機能し、自分のマシンにどう組み込めるかをチェックしているはずだ」
「しかしパーツを作って金を使う前に、このデバイスが今シーズン通して許可されるものかどうかを確認することが我々にとっては非常に重要だ。技術的な説明によってレギュレーションに合致していないものがあることが発覚する場合は頻繁にあるからだ」