レッドブル・レーシングが高速のイタリアGPで優勝を獲得することができれば、それは彼らが唯一の弱点を克服したことの証明といえるかもしれない。
ルノーエンジンを搭載するRB7はトップスピードの面ではベストではないと言われているものの、ベルギーGPで1-2フィニッシュを成し遂げた。しかしスパのミドルセクターはコーナリングを得意とするレッドブルのマシンに向いていたため、本当の試練となるのは今週末のモンツァであるといわれている。
ベッテルはトロロッソ時代の2008年にイタリアGPで優勝しているものの、レッドブルのマシンはモンツァではほとんどの場合、エンジンパワーに勝るライバルたちに後れをとっている。
「だからこそ、彼(テクニカルディレクターのエイドリアン・ニューエイ)は低~中レベルのダウンフォース用エアロパッケージに特に力を注いだ」とチームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーはAuto Motor und Sportに対してコメントしている。
ベルギーGPでベッテルは「モンツァを恐れる必要はない。僕らのチャンスは拡大していると思う」と述べたということだ。