レッドブルを率いるクリスチャン・ホーナーは、マーク・ウエーバーが今週末のマレーシアGPで以前の速さをとり戻せると確信している。
チームは開幕戦の終了後、優勝したセバスチャン・ベッテルと5位に終わったウエーバーの両者のスピード差を究明するため、マシンを徹底的に調査すると述べていた。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、オーストラリアGPでウエーバーがシャシーに問題を抱えていたとコメントしているが、これまでのところウエーバー失速の原因とされる理由は明らかになっておらず、チームは現段階においても原因を理解できていないと見られている。
「ウエーバーとチームは先週中にパフォーマンスの原因を理解するよう務めていた」とホーナーがBBCに対して語ったとF1SAが伝えている。
「我々はいくつか原因となるのものを見つけたので、マレーシアでは彼をフロントグリッドへ送り出せると確信している」
ホーナーとチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューエイは、開幕戦で使用しなかったKERS(運動エネルギー回収システム)をマレーシア初日の金曜フリー走行でテストするとしており、その結果次第で予選と決勝での使用を決める構えだ。
だが、これについてマクラーレンのジェンソン・バトンは、チャンピオンチームが開幕戦でKERSを搭載しなかった理由をシステムの性能差だと指摘している。
「彼らのシステムはそれほど優れていない。僕らはKERSによってコンマ3.5〜5秒のアドバンテージを得ているが、レッドブルはコンマ1.5秒程度だと思う」