レッドブルのボス、ディートリッヒ・マテシッツは、2012年以降のマーク・ウエーバーの契約はオープンな状態であり、チームに残留するかどうかは彼次第だとの考えを示した。
来年36歳を迎えるウエーバーは、2年連続ワールドチャンピオンのレッドブルにおいて、未だ2013年の契約を結んでいない主要メンバーのひとりだ。
しかし、チームオーナーのマテシッツは、今週になってウエーバーを支持する姿勢をみせており、今シーズンもセバスチャン・ベッテルとウエーバーには平等なマシンが与えられるとコメント。その上でウエーバーが優位に立っても不思議ではないと語っている。
ただ、そうした一方で、2011年はベッテルに圧倒された感のあるウエーバーには、一部の人々が後任となるドライバーの名前とともに、交代を強いられると指摘する声も挙げられている。
「我々の主な目的は、ジュニアのひとりを(レッドブルの)マシンに乗せることだ」と、マテシッツが先週のヘレステストでコメントしたと、Motorsport.comが報じている。
また彼は、ドイツのSpeed Weekに対し、「それは、トロロッソのドライバーを変えた理由のひとつでもある」
「ふたり(ダニエル・リカルドとジャン−エリック・ベルニュ)とも、非常に優秀で、大きな可能性を秘めている。ただこれは、ウエーバーが2012年で止めると決めた場合のことだがね」と、コメントしている。