F1商業権所有者のバーニー・エクレストンは、ムーバブル・リヤウイングに対して否定的な見方を示すとともに、F1レースを面白くするには、レース途中でコースを人工的にウエットコンディションにすればいいとのアイデアを提示した。

 F1公式サイトのインタビューにおいて、エクレストンは、ムーバブル・リヤウイングはテレビ視聴者を喜ばせるためだけに導入されたという、セバスチャン・ベッテルの発言を支持した。
「彼は正しいだろう。使用する時間が非常に短いので、スチュワードがコントロールするのは極めて難しい」とエクレストンは述べた。
「間違いなく、異議を唱える余地はある。私にはこのシステムは非常に危険に思える。もしコーナーの前でウイングが再び立たず、マシンのダウンフォースが足りない状態になったらどうなる? 簡単に事故につながりかねない。注意深く見ていく必要がある」

 エクレストンは、レースを面白くするために、決勝中にコースを人工的にウエットにするという奇抜なアイデアを提案した。
「今のレースを見てみてほしい。オーバーテイクはほとんど不可能だ。それは、ドライでは、ラバーがのり、最高速を出すことが可能なラインは1本しかないからだ。しかしウエットになると状況が変わってくる。最もエキサイティングなレースは常にウエットで起こる。だから雨の状況を作り出すことを考えてみようじゃないか」
「人工的にウエットコンディションにすることができるレースコースはいくつかあるし、そういうシステムを簡単に導入できるだろうコースも多数ある。レースの途中で“レイン”の状態にしてみてもいいのではないかな。20分間とか、最後の10周はどうだ? ツー・ミニッツ・ウォーニング(NFLにおけるタイムアウト)は必要になるだろうね。こうすれば結果が読めないレースになることは保証されるだろうし、全員が同じ条件になる」

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