ロス・ブラウンは、ダイムラーとアーバー・インベストメンツにチームの株式を売却したことで、約1億ポンド(約133億円)を手にしたと報じられている。
ブラウンはニック・フライとともに、元ホンダチームを2009年にわずか1ポンドで獲得したと言われている。チームはブラウンGPと名称を変えてF1に参戦し、ダブルタイトルを獲得。2009年末、ブラウンらはチームの株式の一部をダイムラーおよびアーバーに売却、チームはメルセデスGPとして生まれ変わった。そして先週、ダイムラー側はブラウンらから残りの株式を買い取り、チームを100パーセント所有することとなった。
F1ビジネスアナリストのクリスチャン・シルトのレポートとしてPitpassが報じたところによると、ブラウンとフライは、ブラウンGPを売却したことにより、フライは約5,600万ポンド(約75億円)、ブラウンは約1億ポンド(約133億円)を手に入れたという。これはフォース・インディアの2009年の収入の3倍にあたる額だということだ。
ダイムラーとアーバーは最初に75.1パーセントの株式を獲得、先週残りの24.9パーセントを獲得した。
ホンダからのマネジメント・バイアウトにより、ブラウンは54パーセント、フライは31パーセントの株式を所有した。ブラウンは2009年に40.5パーセントをダイムラーとアーバーに7,290万ポンド(約97億円)で売却、先週残りの13.5パーセントを2,430万ポンド(約32億円)で売却した。