ダイムラーAGのブラウンGPチームの買収と「メルセデス・グランプリ」の誕生の正式発表を受け、新チームでも引き続きチームプリンシパルを務めるロス・ブラウンが、メルセデス・ベンツのブランドを代表して走ることになり光栄であるとコメントした。
昨年のホンダ撤退により、今季ブラウンGPとして生まれ変わってダブルタイトルを獲得したチームは、1シーズンで再び名称を変え、来季からはメルセデス・グランプリとしてメルセデス・ベンツのワークスチームとしてF1を戦うことになる。ロス・ブラウンは、この激動の1年を振り返り、チームスタッフに改めて感謝の意を述べると共に、メルセデスの信頼に応えるべく、全力で戦っていくとの決意を表明した。
「ブラウンGPはこの12カ月、信じられないような旅をしてきた」とブラウン。
「チームの生き残りのために戦い、メルセデス・ベンツ・ハイ・パフォーマンス・エンジンズと強力な関係を結び、コンストラクターズおよびドライバーズの両世界選手権を勝ち取り、そして今回、ダイムラーおよびアーバーからのチーム買収のオファーを受諾した。これによってチームの将来が保証されることになるだろう」
「私もブラウンGPの重役たちも、我々のスタッフ、ドライバー、そして我々のチームにかかわったすべての人々を心から誇りに思っており、彼らの貢献、素晴らしいチームワーク、そして時には難しい状況の中でも結果を出そうとする集中力に感謝している。上層部は引き続きチームを率い、ブラウンGPのすべての人々を代表する役割を務める。来年F1においてメルセデス・ベンツのような一流ブランドを代表することを光栄に思う。我々のチームに対する彼らの信頼に報いられるよう、協力してベストを尽くす」