メルセデスの元チームプリンシパル、ロス・ブラウンが、F1から完全に引退することを明らかにした。
2013年いっぱいでメルセデスAMGを離脱したブラウンは、長期休暇に入るといわれていたが、最近はマーティン・ウィットマーシュに替わってマクラーレンのチームプリンシパルに就任するのではないかと噂されていた。
しかし、今月1日に英アバディーンシャーの釣りイベントを訪れていたブラウンは、自身のF1キャリアを完全に終えるつもりであることを明らかにした。
「私がここに招待されたことに気付かなかったのはスクープがあったということだ。世界中のメディアが、私が引退するかどうかについて知りたがっていたからね」と、ブラウンはデイリー・テレグラフに語っている。
「F1にとっては一年で最も忙しい時期だ。だが私は、リバー・ディーに来ると言っていた」
「彼らがあらゆることを推測しきれていれば、私が確実に引退することは分かっていただろう」
「私は引退する。これは冗談ではない」
先月、マクラーレン・グループCEOのボスに復帰しF1部門を権限下に収めたロン・デニスは、昨年12月にブラウンと交渉したことを認めている。ブラウンは当時、再びF1の世界に戻ってくるかもしれないが、全く別の分野に挑戦する可能性もあると述べていた。
「一年は釣りを楽しむつもりだ」とブラウン。
「それを楽しみにしているが、それ以外のプランを持っていない」