2013年F1第4戦バーレーンGPは現地時間20日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで公式予選が行われ、メルセデスのニコ・ロズベルグが今季初、通算2度目となるポールポジションを獲得した。
バーレーンGPの予選は現地時間14時(日本時間20時)から気温33度、路面温度42度のドライコンディションで行われた。直前のフリー走行3回目(FP3)ではフォース・インディアを加えた上位勢が僅差のタイム合戦を繰り広げるなか、予選Q2では好調ロータスのロメイン・グロージャンが作戦ミスからノックアウトされる波乱で消え、その結果、最終ラウンドのQ3には、レッドブル、フェラーリ、メルセデス、フォース・インディアの各2台とマクラーレンのジェンソン・バトン、ロータスのキミ・ライコネンが進出することとなった。
ポールポジションをかけた注目のQ3では、メルセデスの2台とフェラーリのフェルナンド・アロンソ、そしてフォース・インディアのポール・ディ・レスタが2度のアタックを行った一方、残るレッドブル勢やロータスのライコネンらは、セッション終盤のワンアタックで挑むことを選んだ。
ここでトップタイムを奪ったのは、2度目の最終アタックで1分32秒330をマークしたロズベルグだ。そのロズベルグに最も迫ったのはレッドブルのベッテルだったが、彼のタイムはメルセデスにコンマ2秒届かず。直後に最終コーナーを立ち上がったフェラーリのアロンソも若干ミスを冒し、最後はコントロールラインをまたがずに3番手で予選を終えた。
FP3でトラブルに見舞われ、ギヤボックス交換で5グリッド降格が決まっているハミルトンが4番手。前戦のペナルティで同じく3グリッドダウンのマーク・ウエーバーが5番手につけた。
またQ3で唯一ハードタイヤを装着したフェラーリのフェリペ・マッサが6番手。2台揃ってのトップ10入りを果たしたフォース・インディアのディ・レスタ、エイドリアン・スーティルが続き、ライコネンが9番手。10番手マクラーレンのバトンはタイムを記録しなかった。