ウイリアムズとニコ・ロズベルグの関係は今後長くは続かないのではないかとの見方が出てきている。チーム側は、ロズベルグの“不安定な”パフォーマンスに不満を持っており、ロズベルグも、来年以降に向けた選択肢を探っていると認めている。

 ウイリアムズは、ブラウンとトヨタ同様のダブルデッカー・ディフューザーをシーズン最初から使用しているにもかかわらず、FW31のパフォーマンスを十分に引き出すことができず、5戦終了時点で4.5ポイントをあげるにとどまっており、その間、ライバルたちはマシンの開発を進めてきている。
 23歳のロズベルグは今シーズン初めに、もしウイリアムズが2009年に大きな前進を遂げなければ、チームを去るとほのめかしている。彼はF1における自らの価値が下がることを恐れているのだ。レギュレーションが大きく変更された今年は、経験豊かなウイリアムズにとって大きなチャンスとなるとの期待も高かった。確かに1周の速さはあり、15回のフリー走行中ロズベルグは8回トップタイムをマークしているが、なかなか決勝での結果に結びつかず、今季最高位はメルボルンの6位だ。そんな中、ロズベルグは、2010年にはもっと上位で戦うために、さまざまな可能性を探っていると認めている。

 一方チーム側は、前戦スペインGPでロズベルグは5位でフィニッシュできたはずだが、安定したラップタイムをマークできなかったために8位に終わったと考えているようだ。
「ニコのペースは最初はいい」とエンジニアリングディレクターのパトリック・ヘッドは言う。
「しかしそのうち安定性を保てなくなるんだ。原因を調べなければならない」

 テクニカルディレクターのサム・マイケルも、ラップタイムの安定性のなさを問題視している。
「ニコのラップタイムは少し不安定だ。原因を探るため、すべてのデータとボディワークパーツを細かくチェックしている。我々は現在のランキングの位置よりも速いマシンを手にしていると思うが、チーム全体のパフォーマンスは、コンストラクターズランキングで判断される」

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