MotoGPの王者、バレンティーノ・ロッシはヤマハから来季ドゥカティに移籍することが決まったが、彼の父親は、この動きはF1転向への大きな前進であると語った。
ロッシはフィアット・ヤマハを今季末で離脱、2011年からの2年契約をドゥカティと結んだ。過去に何度もフェラーリでF1マシンテストを行ったロッシは、F1への転向の可能性をうわさされ、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、ロッシをフェラーリのサードカーに乗せたいと発言していた。しかし、ドゥカティとの契約期間が終わるころにはロッシは33歳になっており、ドゥカティ側は契約更新も考えていると述べている。
ところが、父親で元ライダーのグラツィアーノは、ドゥカティへの移籍によってバレンティーノはF1に近づいたと主張している。
フェラーリF1チームとドゥカティは共にマールボロをスポンサーとしており、マドンナ・ディ・カンピーリオでの恒例のシーズン前メディアイベントを共同で行っている。
「バレンティーノはバイクをまだやめることができない」と父親のグラツィアーノはイタリアのスカイ・スポーツに対して語った。
「だが、3年か4年のうちにF1の世界に行くとしたら、ドゥカティに行くよりいいルートがあるだろうか? これは大きな前進だと思う」
